男ヨガの世界

還暦を過ぎてサラリーマン生活も終わりが見えてきた今日この頃、これからの人生を思い描いた時にヨガに出会いました。男性だって精神的な不安や弱気になることだってある。肉体面での不安だってある。新しい人生を踏み出す時に、精神的にも肉体的に自信を持っていたい。自分の心の拠り所になる強力なアイテムがヨガなのです。あなたも男ヨガの世界に入ってみませんか。

マインドフルネスと未来を読む力

ある程度人生経験をつむと、「未来を読む力」が備わります。
これたぶん誰でもそう。

いまここでの決断が、将来どんな結果をもたらすのか。
いくつかの選択肢が自然に頭に浮かびます。

仕事の上ではリスク回避になって、まさに上司としての判断力として使える場合もあるでしょう。
個人の生活としては、家族の機嫌だとか家庭の安定にもつながってきます。

ただ未来のことなので、本当にそうなるかは誰にもわかりません。
人間の脳は決断をするときに、過去の自分の経験則にもとずき未来を予測しています。

脳は過去の経験からしか結論はだせないので、経験したことがなかったり、まったく関連性のない事象に対してはただただ無力です。
だからこそ本当の経験ではなくても、読書などの疑似体験を積み重ねることによって経験値を増やしマルチな判断力や予測力を高めることができます。

でも
しょせんは過去の経験値。

しかも対象は未来の出来事。

どんなに考えて悩んで悩みつくしても、予想は当たるも八卦当たらぬも八卦
わからないわけです。

そーなると
頭に浮かぶ数々の未来は、現実ではなくめちゃめちゃ不確実な事象。

考えても仕方ない。。
思いついても採用する必要などあまりない。
その未来にもとずき現在の判断をするのは何も考えていないのと大差はない。

のではないかなと思うのです。


ここ数か月は、いくつかの未来の予測の中で、やるべきことを思い悩んで判断が遅れたり、またその過去の自分の判断に対しても後悔したりしていました。

マインドフルネスを始めて9か月。

いまこの瞬間に、自分が何を思っていて、どんな判断をしようとして、そしてその判断は何かに忖度したり本質以外のことを意識していたりして、そんなことが第三者の眼として感じることができるようになったのだと思います。

深く考えたふりだけをして感情のままに決定していたことが、一瞬立ち止まって、その判断の意味を考えるようになった。
そうしたら自分の考えが、ピュアな判断ではなく、恐れだとか怒りだとか競争心だとか守りだとか、自分の弱い部分や醜い部分の考えが影響していることに気が付いた。

これは
マインドフルネスの負の部分か、もしくは成長の過渡期なのでしょうか。
この数か月は、いまさら見えてきた自分の弱い部分、醜い部分と向き合う日々だったような気がします。

悩みました。うつになりそうなくらい。
マインドフルネスをしていて、うつになるって・・・自分ってなに?
そしてまた悩むっていう。。


それが最近になってやっと道筋が見えてきた感じがしています。

それはもともとあった言葉でまさに本質なのですが
たぶん思い悩まないと腑に落ちないのですね。

あなたはあなたのままでいい。

弱い自分も醜い自分も確実にここに存在していて、それをすべてひっくるめて自分、そして、それがあなたということ。

コミュニケーション下手だよね。。

はい、これが自分なので。

いつも静かだよね。

はい、これが自分なので。

わりと冷たい人?

そんなつもりはないですが、これが自分なので。

なんでこんなことしたの?

その時の判断で最善だと思ったからです。

あの人から変な人だと思われてるみたいよ。

そーですか。でもこれが自分なので。

・・・・
まあそーいうことなのです。

いろんなことに忖度している未来を読む力なんで必要ありません。

いまこの瞬間の気持ちに迷いがなく、本質をなぞった判断さえできていれば後悔はしないし、結果に対しても責任が持てる。

そして本質とは
自分の軸であり信念になります。

これを形ずくり固めるためには、日々の生活の充実や継続的な勉強や努力が必要ではないかなと。
人間の器というのでしょうか。

マインドフルネスを始めて見えてきた、自分の弱い部分や醜い部分。
まずはこれもすべて自分であることを認め受け入れる。

そうした中で、さらに自分の軸や信念を固めていく。
マインドフルネスをしながら純粋な自分の核を探していく。

それが少しずつでもできていくことで
人生は充実した日々になっていくのではないかと感じています。

見るべきところは過去や未来ではない。
ましてや他人や外の世界でもない。

自分の内を丁寧に探ることが本質に近づくのではないでしょうか。