男ヨガの世界

還暦を過ぎてサラリーマン生活も終わりが見えてきた今日この頃、これからの人生を思い描いた時にヨガに出会いました。男性だって精神的な不安や弱気になることだってある。肉体面での不安だってある。新しい人生を踏み出す時に、精神的にも肉体的に自信を持っていたい。自分の心の拠り所になる強力なアイテムがヨガなのです。あなたも男ヨガの世界に入ってみませんか。

マインドフルネスと幸せのゆくえ。

みんなは幸せなのかなぁと思う。

毎日の生活、あまりおもしろくない仕事に行って帰ってきてごはんを食べて、お風呂に入ってテレビをみて寝ってからまた仕事にいく。

人生の幸せって・・・家族といること? 趣味ができること? 好きなものが買えること。 贅沢をすること?

もちろんひとつひとつは楽しいのだけど、ただそれだけ。
心が打ち震えるような感動だとか、激しい想いだとか、その瞬間はあるかもしれないけど本当にそれが幸せっていうのか。

なんだか漠然としてよくわからない。

そうして人生ってなんなんだろうとか
人間は何のために生きているのだろうとか考えてしまうのです。

根本的なことではあるけど、毎日の生活や仕事、誰かが作り上げた世界の中で誰かのために生きているのではないか。
自分の意志で動いているようで実はそんなわけではなく、大きな力、世界の仕組みの中で動かされているのではないか。

すべてにおいても結果を求められ続けて、そうではない人は落ちこぼれといわれ、誰かが決めた正しいことに縛られて、本当に結婚する必要があったのか、子供は必要なのか、家族は? 仕事?

たぶんいまみんなが抱えている、よくわからない不安と、本能的に避けていてあまり考えたくない底知れぬ恐怖。

それはきっと、自分の人生が自分のものではないかもしれない不安や、自分自身の決定が、実は自分の正直な気持ちではなくて、いろんな周りからの言葉や気持ちの影響を受けて決定して、そしてその移ろいの真実の中で生きている人生だからではないでしょうか。

自分自身は本当はなにをしたいのか、何を考えているのか、
自分の本質は何か。

周りからの言葉や環境、気遣いや思いやり、忖度などの衣を脱いだあとの、自分自身のまっさらな本音は何なのか。

それを見つけるには、心の外側からの刺激に反応するのではなく、心の内側に、深く深く向き合わなくてはいけません。

人間の脳は、特に現代人の脳は、常に外側に向かっています。
たくさんの情報、求められる答え、結果、他人との競争、人間関係、身体のこと、毎日大量の情報を処理して思い悩みます。

もちろんこれは良くないことではなく、自分は生きていくうえでとても大切な判断や危険予知もしてくれています。

過去の情報を参考にして判断すること、未来に起こりえることを想像して準備すること、現代の生活はこの回答が求められることばかりで、脳は常に動き続けています。

脳が常に動き続けることで、脳自身も心を休むことができずストレスとなり精神的にもつらくなってくるのです。

なのでこの状態を少しでも前に進めるためには
脳を状態を一旦停止させることが必要となります。

過去や未来にさまよっている思考や心を休めて、いまここに留めておくこと。
それができることで心がクリアになります。

さまよっていた思考が沈殿して心にスペースができます。
余計な思考をなくしてクリアな思考で自己受容ができ、自分の本質と向き合うことができるのではと思うのです。

例えば
小さな幸せを感じるとき、
ごはんがおいしかった時、映画で感動したとき、親友を話をしているとき、思い出してみてください。
過去や未来のことなど考えてないで、いまその時、その瞬間に集中していると思います。

幸せは外側に探しにいくものではなく、自分の心の内側にあるのではないでしょうか。
幸せは自分の心の持ちようとか、自分の中にあるとか、そんなことを聞いたことあるけれど、全然ピンときませんでした。

でも
マインドフルネスを始めて、自分の心を向き合うと、本当の幸せについて考えることが増えてきました。

お金がほしいとか、いい車に乗りたいとか、贅沢がしたいとか、そういうことは幸せとはまったく関係のないことなんだなと。

いまこの瞬間に、愛する人とテレビを見ていること。
暖かい部屋の中にいること。猫が幸せそうに眠っていること。 

そうして自分の好きな本を読めて、目標に向かって前に進むことができる環境があること。
それだけでもかなりの幸せな瞬間なのではないかと思うのです。

現代に生きていくためには、ストレスから避けるとこはできません。
メンタルを鍛えるとは、ストレスにまともに向かっていって勝利することではないのかもしれません。
ストレスを打ち負かすという考えは、新たな勝負の世界に、新たな結果を求める世界にさらに自分を追い込むことになるのです。

なので
幸せだと感じることができる時間をもっともっと増やしていきたい。
小さなことが幸せだと思えるような心の持っている人がたくさんいると良いな。

ストレスがある自分を認めて、すべての自分を丸ごと受容して褒めてあげることができると、いまの世の中はもっと良い世界になるのではと思うのです。


いままさにコロナがきっかけとなって、世界が変わろうとしています。
環境だけではなく、人間の心の持ちようも大きく変化する時代なのではないでしょうか。

たくさんの人が自分を向き合うことができて、小さな出来事に幸せを感じることで、人の心が気持ちが少しでも優しくなってほしい。
そしていまよりの少しだけでも気持ちよく、健やかに生活できる時代になるといいなと思います。

そして
マインドフルネスはその世界を創造するひとつのツールになると思うのです、